はじめまして。優月ともえです。手相をはじめとする占いを教えて15年以上。占い学校やカルチャー教室、公的機関でレッスンを重ね、これまでに数多くの手相占いカウンセラーを送り出してきました。卒業生の中には、プロとして活躍し、テレビやラジオに出演している方もいます。
私が育てたいのは、「よく当たる占い師」だけではありません。
自分や家族を大切にしながら、好きなことを仕事にできる女性です。
私は、手相の本ばかり読んでいる、ちょっと変わった小学生でした。手のひらの線に、どうして人の運命が表れるんだろう。そもそも運命って、私って、何だろう。考えすぎて、大学では哲学科へ。ラテン語を学び、「我思う、ゆえに我あり」なんて言葉と毎日にらめっこしていました。
社会に出るとき選んだのは、大手の人材派遣会社でした。「頑張る女性を応援する仕事がしたい」。その一心でした。
けれど現実は、深夜まで働き続ける毎日。女性を応援するはずの私が、いちばん自分を犠牲にしていました。
その後、口コミで広がっていた占いの仕事で独立。今度こそ自分らしく働けると思ったのに、長男を出産した翌日、病室でクレーム対応。子供をおんぶしたまま、占いイベントの設営。気づけば会社員時代と同じ、「無理をしないと回らない働き方」をしていたのです。
朝は家族を送り出し、昼はZoomで講座、夕方には台所に立つ。特別なことは何もない毎日ですが、「無理をしないと続かない働き方」からは卒業しました。
そして何より嬉しいのは、かつての私と同じように「家族も自分も大切にしたい」と願う生徒さんたちが、手相を学んで、一人また一人とカウンセラーとしてデビューしていくことです。
ひとつは、働き方をオンラインに変えたこと。スマホで撮った写真から鑑定できる今、手相は家にいながら全国の相談者とつながれる占術になりました。
もうひとつは、「手相は、線の暗記ではない」と気づいたこと。手の出し方、手の形、指の長さ、手のツヤやハリ、指紋。手のひら全体を「その人の物語」として読み、それを相手の心に届く言葉で伝える。
この「読む技術」と「伝える技術」をセットで身につければ、手相は趣味ではなく、在宅でできる仕事になります。才能ではなく、方法の問題だったのです。
「頑張れば報われる」を信じて走り続けた私ですが、手相の学びでも、同じように遠回りをしました。
本を何十冊読んでも、目の前の人の手を前にすると言葉が出ない。せっかく当たる鑑定をしても、伝え方を間違えて相手を不安にさせてしまう。「とにかく数をこなせば上手くなる」と言われて疲弊する。
今なら分かります。あなたが鑑定できないのは、努力が足りないからではありません。「線の意味を暗記すれば占える」という学び方が、間違っていただけです。
40代からでも、50代からでも、「好き」と「感性」を仕事にして、自分の足で立つ女性を増やすこと。家庭の事情があっても、外に働きに出られなくても、手のひらひとつで誰かの人生に寄り添える。そんな働き方が当たり前にある社会を、生徒さんたちと一緒に作りたいのです。
だから今回、私が15年以上かけて磨いてきた教え方を、出し惜しみせず講座に詰め込みました。昔の私のように、「好きなことがあるのに、仕事にする方法が分からない」と立ち止まっている人を、一人でも減らしたい。そして、同じ想いで歩む仲間に出会いたい。それが、この講座を開く理由です。
手相は、特別な道具がいらない占いです。必要なのは、あなたの手と、誰かの話を聴きたいという気持ちだけ。
小学生の頃、手相の本ばかり読んでいた私は、まさか自分がそれを仕事にして、教える立場になるなんて思ってもいませんでした。
